Eccube sitemap.xml Googleサイトマップの作り方・送り方
Eccube sitemap.xml Googleサイトマップの作り方・送り方
Eccube sitemap.xml Googleサイトマップの作り方・送り方
知っておきたい2つの「サイトマップ」
ウェブサイトには2種類の「サイトマップ」があります。
ひとつは、訪問ユーザーに提供するサイトマップ。
サイト内の「どこにどんな情報があるか」をわかりやすく記載したページのことです。
検索エンジン用のサイトマップは、すみやかにサイトの情報を収集し、登録してもらうためのものです。
2つのサイトマップの違い
訪問ユーザーのためのサイトマップには、必ずしもすべてのページを記載する必要はありません。
例えば、楽天やAmazonのように巨大なサイトの場合、訪問ユーザー用のサイトマップにすべてのページを記載すれば便利になるとは限りませんよね。
ページの持つ情報量が膨大になってしまいますし、商品ジャンルごとの索引機能やサイト内検索のほうがはるかに便利です。
しかし、すべてのページが記載されたサイトマップがない場合、サイト内のリンクをたどって情報収集する検索エンジンは迅速かつ確実にすべてのページを探索することが難しかったり、時間がかかってしまうことがあります。
検索エンジン用のサイトマップは、そうした場合に、検出が難しいページの情報を確実に届けるための手段です。
実質、ウェブサイト上にあるページのURLリストであるこの検索エンジン専用サイトマップは、XMLサイトマップと呼ばれます。
XMLサイトマップの作り方
(1)WordPressを使ったサイトの場合
WordPress公式サイトで配布されている無料プラグイン「Google XML Sitemaps」を使って作成できます。
このプラグインを使って作成したXMLサイトマップは、WordPressと同じ階層にアップロードされます。
URLの例:http://www.(WordPressのトップページURL)/sitemap.xml
※WordPressプラグイン「Google XML Sitemaps」
(http://wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/)
(2)EC-CUBEを使ったサイトの場合
EC-CUBEには、はじめからXMLサイトマップ作成機能があり、サイトマップファイルはドメイン直下のフォルダに自動的に作成されています。
URLの例:http://www.(EC-CUBEのトップページURL)/sitemap.php
(http://www.ec-cube.net/sitemap.php)
サイトマップの送信
Googleウェブマスターツールにアクセスし、ダッシュボードメニューからクロール/サイトマップとアクセスして「サイトマップの追加/テスト」からサイトマップのURLを入力してください。
入力後「サイトマップの送信」ボタンをクリックすれば、サイトマップの登録完了です。
※参考
(https://support.google.com/webmasters/answer/156184?hl=ja)
サイトマップの作成方法はいくつかあります。標準的な方法は XML ファイルを作成する方法ですが、以降で紹介する他の方法でも作成できます。また、サイトマップを手動で作成することも、あるいは各種サードパーティ ツールを利用して自動生成することもできます。サイトマップを作成したら、サイトマップ ページから Google にサイトマップを送信します。
URL を 1 つ指定した単純な XML サイトマップの例は次のとおりです。XML の urlset、url、loc タグについて詳しくは、下記にあるサイトマップのタグ参照表をご覧ください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9"> <url> <loc>http://www.example.com/foo.html </url> </urlset>
次に、Google のクローラが認識できる XML サイトマップを作成するためのガイドラインをカテゴリ別にまとめて紹介します。
-
サイトマップに関する考慮事項
- ファイルに XML ネームスペースの宣言「xmlns= http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9」を記述します。
- URL の記述では構文を統一します。たとえば、トップページの URL を http://www.example.com/ とした場合、サイトマップに http://example.com/ で始まる URL は入れないようにします。
- サイトマップに URL 内のセッション ID を入れないようにして、できるだけ URL が重複してクロールされないようにします。
- ページに翻訳版がある場合は、サイトマップ ファイルで各言語版の固有の URL を指定し、hreflang のアノテーションを使用することで、翻訳版の URL を指定して、翻訳版が Google のクローラにクロールされインデックス登録されるようにします。
-
複数のサイトマップ
- ファイル サイズの大きなサイトマップは複数に分割して、大容量ファイルの送信によりサーバーに過剰な負荷がかからないようにします。サイトマップ ファイルで指定する URL は 50,000 個以下、ファイルサイズは圧縮されていない状態で 50 MB 以下にする必要があります。
- すべてのサイトマップを指定したサイトマップ インデックス ファイルを使用して、個々のサイトマップを送信するのではなく 1 つのインデックス ファイルを送信するようにします。
-
その他の考慮事項
- サイトマップ ファイルは UTF-8 エンコードで作成し、適切に URL をエスケープする必要があります。
- サイトが同じドメインの www で始まるバージョンと www で始まらないバージョンのいずれでもアクセスできる場合は、おすすめの正規化手法を使用して、送信するサイトマップがいずれのドメインのものであるかを指定します(その場合、サイトマップは 1 つあれば足ります)。
- Google のウェブマスター向けガイドラインをよく読んでおきます。コンサルタントにサイトマップ最適化の支援を依頼することをお考えの場合は、Google の検索エンジン最適化スターター ガイドも読んでおきます。また、似たようなサイトやビジネスを運営している同業者との意見交換も、サイトマップを最大限に活用する上で役立ちます。
サイトマップの拡張機能(動画、画像、ニュースなど)
サイトマップには、基本的な URL の情報に加えて、動画、画像、モバイル、ニュースのコンテンツなど、サイト内の特定のタイプのコンテンツに関する詳細な情報を入れることもできます。コンテンツのタイプは、下表に説明するネームスペースを使用して指定できます。サイトマップで指定するコンテンツのタイプに応じて、それに合わせたネームスペースを指定する必要があります。
一般的な URL |
xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9" |
画像 |
xmlns:image="http://www.google.com/schemas/sitemap-image/1.1" |
動画 |
xmlns:video="http://www.google.com/schemas/sitemap-video/1.1" |
モバイル |
xmlns:mobile="http://www.google.com/schemas/sitemap-mobile/1.0" |
ニュース |
xmlns:news="http://www.google.com/schemas/sitemap-news/0.9"(ただし、ニュース コンテンツには別のサイトマップを作成することをおすすめします。Google のクローラはニュース サイトマップの方をより頻繁にチェックして新しいニュース記事がないかどうかを確認するからです。ニュース サイトマップの詳細) |
次に、別の XML サイトマップの例を紹介します。前の例と同じ 1 つの URL に、画像と動画の情報を加えたものです。URL に使用する XML タグについて詳しくは、下の参照表(サイトマップのタグの定義)をご覧ください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9" xmlns:image="http://www.google.com/schemas/sitemap-image/1.1" xmlns:video="http://www.google.com/schemas/sitemap-video/1.1"> <url> <loc>http://www.example.com/foo.html <image:image> <image:loc>http://example.com/image.jpg </image:image> <video:video> <video:content_loc> http://www.example.com/video123.flv </video:content_loc> <video:player_loc allow_embed="yes" autoplay="ap=1"> http://www.example.com/videoplayer.swf?video=123 </video:player_loc> <video:thumbnail_loc> http://www.example.com/thumbs/123.jpg </video:thumbnail_loc> <video:title>Grilling steaks for summer</video:title> <video:description> Cook the perfect steak every time. </video:description> </video:video> </url> </urlset>
なお、この例では便宜上、使用できる動画タグの一部のみを紹介しています。その他の動画タグについては、次の動画サイトマップに関する記事をご覧ください。その他の画像タグについては、画像サイトマップの記事をご覧ください。
サイトマップのタグの定義
次の表に、ウェブページの URL を指定するサイトマップに必要なタグをまとめました。特定のコンテンツ タイプに関するより詳しい情報を追加するには、動画、画像、モバイル、ニュース サイトマップに関する記事をご覧ください。
タグ |
必須/省略可 |
説明 |
<urlset> | 必須 | サイトマップで指定する URL 一式に関する情報全体を囲みます。 |
<url> | 必須 | 個々の URL に関するすべての情報を囲みます。 |
<loc> | 必須 | URL を指定します。画像や動画の場合はリンク先ページ(再生ページ)を指定します。 |
<lastmod> | 省略可 | その URL の最終更新日を「YYYY-MM-DDThh:mmTZD」の形式(時刻は省略可)を指定します。 |
<changefreq> | 省略可 | そのページの予想される更新頻度を指定します。有効な値は次のとおりです。
|
<priority> | 省略可 | そのサイトの他の URL と比較して、その URL の優先順位を指定します。この優先順位は、1.0(きわめて重要)から 0.1(まったく重要でない)の範囲で指定できます。 な お、このタグが Google 検索結果におけるサイトの掲載順位に影響することはありません。優先順位の値は、サイト内の他のページとの相対的な関係においてのみ考慮されるため、高い 優先順位を割り当てた(またはすべての URL に同じ優先順位を割り当てた)場合でも、それによってサイト全体の掲載順位が上がるわけではありません。 |
標準的な XML 形式の他に、Google では次の形式のファイルをサイトマップとして受け付けています。
- RSS、mRSS、Atom 1.0: ブログで RSS または Atom フィードを配信している場合は、フィードの URL をサイトマップとして送信します。フィード自動生成機能はほとんどのブログ ソフトウェアにありますが、フィードでは最近の URL に関する情報のみが提供されることに注意が必要です。
- Google では、RSS(Real Simple Syndication)2.0 と Atom 1.0 のフィードを受け付けています。
- mRSS(media RSS)フィードを使用して、サイト内の動画コンテンツの詳細情報を Google に提供することもできます。
- テキスト ファイル: ウェブページの URL のみを指定した基本的なサイトマップについては、URL を 1 行に 1 つずつ記載したテキスト ファイルを使用できます。例: http://www.example.com/file1.html http://www.example.com/file2.html
- Google サイトのサイトマップ: Google サイトを使用してサイトを作成して確認手続きを行うと、サイトマップが自動生成されます。そのサイトマップをそのまま Google に送信することができます。ただし、1 つのサブディレクトリ内のページ数が 1,000 ページを超えているとサイトマップが適切に表示されないことがあります。
- サイトが Google サイトでホストされていて、サイトのドメインがたとえば http://sites.google.com/yoursitename という URL にある場合、サイトマップの URL は http://sites.google.com/site/yoursitename/system/feeds/sitemap となります。
- Google Apps を使用してサイトを作成した場合、サイトマップの URL は http://sites.google.com/yourdomain/yoursitename/system/feeds/sitemap となります。
サイトマップを作成したら、サイトマップ ページから Google に送信するか、あるいは robots.txt ファイル内の任意の場所に次の行を挿入してサイトマップの場所を Google に伝えることができます。
Sitemap: http://example.com/sitemap_location.xml